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JIDA東日本ブロックニュース~2026年8月号〜


 

 JIDA東日本ブロックニュース~2026年8月号~

 【2026年8月号目次】

1:6~8月のJIDAイベント

2:おすすめ展示会&イベントのご紹介

3:東日本ブロック新入会員紹介

4:コラム

5:編集後記


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【1:6~8月のJIDAイベント】

■東日本ブロックトークイベント(東日本ブロック 安原 七重)
書籍『クイズで学ぶUIデザイン』出版記念トークイベント開催レポート

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6月30日、JIDA東日本ブロック主催によるトークイベント「クイズで学ぶUIデザイン ― なぜそのUIがわかりやすいのかを、クイズ形式で読み解く ―」を、JIDAギャラリーおよびオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

 

本イベントは、書籍『クイズで学ぶUIデザイン』の出版を記念し、著者である東日本ブロックの安原と、認知心理学者の山崎真湖人さんによるトークイベントとして実施しました。司会進行はJIDA東日本ブロックの岡部千幸さんが務め、坂野博行さんにもコメントをいただきながら、会場とオンライン双方の参加者を交えて議論を深めました。

当日は会場・オンライン合わせて約60名が参加し、UI/UXデザイナーやプロダクトデザイナーだけでなく、メーカー、研究機関、医療分野など、さまざまな領域からの参加がありました。

イベントでは、書籍『クイズで学ぶUIデザイン』に掲載されている事例をもとに、「どちらのUIが使いやすいか」を参加者に考えていただくクイズ形式で進行しました。コンビニ端末の多言語対応、入力フォームのエラー表示、航空券予約画面など身近な事例を題材に、「冗長手がかり」「中心視野と周辺視野」「記憶に頼らない操作」といったUI設計の考え方を、人間の認知特性と結び付けながら解説しました。

続くクロストークでは、「人はなぜ見落とすのか」「なぜ迷うのか」「なぜ間違えるのか」をテーマに、認知心理学とデザイン、それぞれの視点から議論を展開しました。UIデザインを単なる画面デザインではなく、人間の知覚や認知を理解した上で設計する行為として捉え直す内容となり、参加者との質疑応答も交えながら理解を深めました。

アンケートでは、「認知心理学とUIデザインの関係が非常によく理解できた」「GUIだけでなくプロダクトデザインにも共通する考え方で参考になった」「利用者の視点で設計する重要性を改めて認識した」「実務ですぐに活用できる内容だった」など、多くの前向きな感想が寄せられました。また、「クイズ形式だったため自分で考えながら参加できた」「専門分野の異なる登壇者による対話が新鮮だった」といった声もあり、参加型イベントならではの学びを提供する機会となりました。

JIDA東日本ブロックでは、今後もデザインを軸に異分野との交流や学びを深める企画を通じて、デザインの可能性を広げる活動を続けてまいります。

 

■キッズワークショップ(東日本ブロック 高橋 翼)
8月に実施するキッズワークショップの情報です。(好評につきすべて予約で埋まっています)

東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ
2026https://www.designhub.jp/exhibitions/kids2026

「作って、遊べる!親子で楽しむ電車ワークショップ!!」(担当:高橋翼)
https://www.designhub.jp/events/kids20260810

「端材とネジを使ったキーホルダー制作」(担当:神瀬泰二)
https://www.designhub.jp/events/kids20260814


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【2:おすすめ展示会&イベントのご紹介】(東日本ブロック 大喜多 一範)

■藝大生が考えるグッドデザイン「オルタナティブG」
開催期間:2026年8月2日(日)~ 8月12日(水)
開館時間:10:00~20:00(会期中無休)
入場料:無料
会場:GOOD DESIGN Marunouchi
公式サイト:https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html
開催概要:オルタナティブ(alternative)は、「別の選択肢」「これまでとは異なるあり方」といった意味です。本展は、東京藝術大学デザイン科3年生が取り組んだ「オルタナティブなGOOD DESIGNを考えなさい」という課題の成果展です。モノがあふれ、便利さが過剰になり、変化の速度が増し続ける現代社会において、「GOOD=良い」とは、いったい何を意味するのでしょうか。
その問いに向き合い、既存の価値観にとらわれない、自分たちなりのG OODを見出し、それを形にする。学生たちの遊び心と挑戦心が詰まったそれぞれのGOODをご鑑賞ください。藤崎圭一郎/東京藝術大学デザイン科教授

■「モチハコブカタチ展」
開催期間:2026年8月1日(土)~ 9月26日(土)
開館時間:10:00~16:30(入場16時まで)
入場料:無料
会場:世界のカバン博物館(東京都台東区駒形1-8-10 エース株式会社 東京店内)
公式サイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000953.000015319.html
開催概要:バッグメーカーのエース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森下 宏明)は、エース東京店内で運営する「世界のカバン博物館」の企画展示ゾーンにて、東京藝術大学美術学部デザイン科1年生45名が制作した作品を展示する企画展『モチハコブカタチ展 小学生を元気に 通学鞄のデザイン』を、2026年8月1日(土)から9月26日(土)まで開催します。
ランドセルの歴史や現況を見つめ直し、毎日をより明るくする通学鞄の可能性を探ります。

■「ザ・ペーパーログ:膜と核— イッセイ ミヤケによるアンサンブル・スタジオとの協業プロジェクト」
開催期間:2026年8月13日(木)~ 9月13日(日)
開館時間:10:00~19:00(休館日 火曜日)
入場料:無料
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
公式サイト:https://www.2121designsight.jp/gallery3/the_paper_log/
開催概要:イッセイ ミヤケ社の独自の技法「製品プリーツ」の製造工程における副産物、プリーツがかかった紙を圧縮したロール「ペーパーログ」に新しい価値を見出だすプロジェクト。三宅デザイン事務所の近藤悟史の構想を基に、イッセイ ミヤケ社のプロジェクトチームが、スペインの建築事務所アンサンブル・スタジオと協働して発展させました。
断面で見る紙の積層が年輪を想起させる、可能性が秘められたペーパーログに対して、ものづくりの「プロセス」を中心に据えた、対照的なアプローチで取り組んでいます。アンサンブル・スタジオによる作品群「膜(Shell)」は、ペーパーログから剥がした紙を造形した「記憶をもつオブジェ」です。他方、イッセイ ミヤケのチームによる作品群「核(Core)」は、蝋に浸す、糊で固めるなどの加工方法で素材の特性を探求した家具のプロトタイプです。

■「第102回東京インターナショナル ギフト・ショー 」
開催期間:2026年9月2日(水)~ 9月4日(金)
開館時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料(招待状請求)
会場:東京ビッグサイト
公式サイト:https://www.giftshow.co.jp/tigs/102tigs/index.htm
開催概要:第102回東京ギフト・ショーのテーマは、「伝統と革新」です。日本の“技”が受け継がれていく好循環なマーケットを、出展社、来場者とともに創っていきます。
会場では既存の各フェアに加えイベントも実施します。
今回のテーマイベントは「伝統と革新」。「伝統と革新」、「インバウンド」、「国産ギフト」、「職人の技」、「温故知新」の5分野から、時代の半歩先を見据えた、パーソナルギフトと生活雑貨の売り場展開を提案します。
さらに、レジ前商品をキーワードにした「目指せ!レジ前ベストアイテムズ~ついで買いを発見~」、生活の質向上をサポートする介護・ケア用品を提案する「人生100年時代のシニアケアサポートグッズPart3」、普段の生活にも役立つ防災グッズが勢ぞろいする「備えプロダクトShowcase」、海外への販路開拓を進めている出展社の商品を対象とした「Ready to Export!」といったイベントも予定しています。


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【3:東日本ブロック新入会員紹介】(東日本ブロック 安原七重)

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■宇野 健太郎
勤務先:森田アルミ工業株式会社
主な分野:建材の製品企画、デザイン、設計。
申込動機:JIDAの活動主旨に賛同するとともに、同じ志を持つデザイナー・関係者との交流を通じて、さらに学びを深め、インダストリデザインを通じて社会に貢献したい。
活動希望:勉強会などに参加して自分自身の視野を広げたい。
E-mail: uno@moritaalumi.co.jp
所属先HP:https://www.moritaalumi.co.jp/

 

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【4:コラム:33/66】(中部ブロック 名古屋学芸大学 黄ロビン)

今年の誕生日にふと計算してみると、私が日本で暮らした歳月はもう33年になっていた。66歳の今、1/2は台湾、残りの1/2は日本。人生のちょうど半分というこの節目に振り返れば、私はずっと日本と台湾を結ぶ「デザインの架け橋」として歩み続けてきたのだと思う。台湾時代に教えたX世代の学生から、現在、教育の現場で向き合っている最後のZ世代の日本の学生たちまで(残念ながら、次代のα世代の学生たちに教える機会には恵まれそうにないが)、それぞれの世代が見せる反応や手応え、そして時代の移り変わりには、実に深い感慨を覚える。

1995年、台北で開催されたICSID(現WDO)会議において、日・台・韓3カ国のデザイン関係者が前夜祭を企画し、私がその司会を務めた。その翌年、アジア・デザイナーズ・アセンブリ(ADA)の構想が発足することとなる。それから四半世紀。前世紀末に結成されたADAは、2002年から「国際学生デザインワークショップ(ISDW)」をスタートさせ、現在ではJIDA(日本インダストリアルデザイン協会)の最重要行事の一つとなっている。
歴代の参加者たちの中には、このワークショップに触発されて海外でデザイン活動を展開したり、共同起業を果たしたり、さらには国際結婚に至ったりと、多彩なドラマが生まれている。海外の友人との絆だけでなく、国内の文系・理系大学間の交流としても非常に高い評価を得てきた。

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同じように「お箸を使ってお米を食べる国」であっても、案外、文化の差異は大きい。例えば韓国では、お箸でおかずを切り分け、ご飯はスプーンですくって口に運ぶ。一方、日本人は器用に魚をほぐして食べるため、短く先が鋭いお箸が求められる。これは、台湾の長くて先が丸いお箸とは全く異なるものだ。食文化の違いがそのままお箸の形状や素材の違いに現れており、まさに「デザインの論理」で解釈することができる好例だ。

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私は、この異文化の差異こそが面白いと感じる。「似ているようで、実は似ていない」のだ。異国から日本へと渡り、文化の違いを通じて、モノのあり方やデザインの本質など、実に多くのことを学ばせてもらった。そしてJIDAを通じて多くの仲間と出会ったことで、国内であっても各ブロックの運営方法や価値観、考え方の違いを深く理解することができた。些細な観察から見えてくる文化比較の醍醐味──それはきっと、ISDWに参加した学生たちも肌で感じ取ってくれたに違いない。

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【5:編集後記】(東日本ブロック 安原 七重)

厳しい暑さが続いています。今年は各地で記録的な高温が報じられ、日常生活や仕事の進め方にも、あらためて工夫が求められる夏となっています。
JIDAでは、各ブロックでの活動に加え、秋以降に向けた企画や交流の準備も少しずつ進んでいます。社会や技術が大きく変化する中で、デザインに求められる役割も広がっていますが、異なる分野や世代の人と意見を交わすことの大切さは変わりません。
体調に気をつけながら、実りある夏をお過ごしください。

 

 


■お問い合わせは、JIDA事務局まで

  公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
  Japan Industrial Design Association/JIDA
  〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
  Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
  E-mail : jidasec@jida.or.jp
 JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
  URL : https://www.jida.or.jp/

 

配信日時: 2026/ 8/ 4