JIDA東日本ブロックニュース~2025年11月号〜
【2025年11月号目次】
1:アンケートのお礼
2:東日本ブロック新入会員紹介
3:おすすめ展示会&イベントのご紹介
4:コラム
5:編集後記
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【1:アンケートのお礼】
先日皆様にお願いした、ブロックニュースについてのアンケートにご回答いただき、ありがとうございました。ただいま集計作業を行なっておりますので、まとまり次第内容をお知らせいたします。
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【2:東日本ブロック新入会員紹介】(東日本ブロック 安原 七重)
当コーナーでは、東日本ブロックの会員の顔が見えるメディアとして、新入会員の方をご紹介していきます。今後ぜひ会員のみなさまとの交流を深めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

■石橋 宗親 勤務先:フォースタートアップス株式会社 主な分野:ブランドアイデンティティのデザイン 申込動機:JIDA活動およびインダストリアルデザインへの関心、村田理事長のビジョンへの共感、会員との交流のため。 活動希望:JIDAの認知普及活動等でお手伝いできることがあれば協力したい。 E-mail:e.mukku@gmail.com 所属先HP:https://www.forstartups.com/
--------------------------------------------------------- 【3:おすすめ展示会&イベントのご紹介】(東日本ブロック 大喜多 一範)
■「医療課題と伝えることの難しさ」 (JIDA プロフェッション委員会 医・工・デザイン連携研究部会) 開催日時:2025年11月14日(金)13:00~ 会 場:東京ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター 詳細&申込み:https://jida-ikoudesign-seminar2025.peatix.com/ 開催概要: 「医・工・デザイン連携研究部会は一昨年に発足し、月1回のペースで部会を開催し、医療に関するデザイン課題の共有や、展示会出展などの活動を行ってきました。公開イベントとしては、今回が2回目の開催となります。
医療の現場には、さまざまな立場の人が関わっています。今回は、医療従事者・開発者・研究者・デザイナーの4名の専門家をお迎えし、現場で直面する「伝えることの難しさ」について意見を交わします。医療現場では、正確な情報を届けることや、異なる専門職間で意思を通わせることが、患者さんの安全や安心に直結する重要なテーマです。
本イベントでは、この「伝える」という行為を入り口に、異分野がどのように協働できるのかを改めて考えます。後半には参加者同士によるグループディスカッションも実施し、聞くだけでなく「考え、交流する」機会をご用意しています。 ぜひご参加ください。」
■DESIGNART TOKYO 2025「Discarded, Discovered -捨てられたあとに、始まること-」(ギャラリー部会長 倉方雅行) JIDA会員の塩月卓也氏による展示をJIDAデザインギャラリーにて開催しています。皆様のご来場お待ち申し上げております。 開催期間:10月31日(金)~ 11月9日(日) ※入場料無料 開館時間:10:00~18:00 会 場:JIDAデザインギャラリー(六本木AXISビル4F) 詳細:https://www.jida.or.jp/information/designart2025_discarded-discovered 開催概要: 「捨てられた木片や石の端材、プラスチック それぞれが単独で、あるいは異なる素材と寄り添いながら、これまでとは異なるかたちへと再構成される無価値とされた断片が、ユーモアをまとい、佇む」
VERCE 安藤寿孝と塩月卓也による、建築・アート・プロダクトを横断するデザインユニット 捨てられた木片や石の端材、プラスチックなど、見過ごされてきた魅力をもつ素材に、現代の技術で新しい形と意味を与える 人の振る舞いや時間の移ろいをとらえながら、多様なスケールで実験と実践を重ねている |
■ブリキのリデザイン展 開催期間:2025年10月31日(金)~ 11月9日(日)※入場料無料 開館時間:11:00~19:00(最終日は17:00終了) 会 場:兜町Keshiki 内 "AA" 東京都中央区日本橋兜町6-5 兜町第6 平和ビルB1 公式サイト:ブリキのリデザイン展
開催概要: 「日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2025」(2025 年10 月31 日~11 月9 日、表参道から東京駅周辺の約100ヵ所で開催)に参加します。本年も、東京地区のイベントの一部として、兜町Keshiki 内ギャラリー「AA」にてブリキのリデザイン展を開催し、ブリキの新しい可能性を表現致します。 出展3 年目となる本年は、『造形思考』をコンセプトに掲げ、日本製鉄とインダストリアルデザイナーの米田充彦氏(ATSUHIKO YONEDA DESIGN 代表)がイベントを企画、お取引先企業のアーキテクトやインハウスデザイナーの方々とコラボレーションし、ブリキを素材とした創作活動を展開して参りました。本展覧会では、ブリキが持つ「輝度」「軽さ」に加えて、薄手の「加工性」を活かしたブリキの新たな可能性を志向した独創的な作品を展示します。 また、社会における脱炭素化のニーズの高まりを踏まえ、今回展示する作品は日本製鉄のGX スチール1「NSCarbolex® Neutral」を採用したブリキで制作しており、パネル等でご紹介する情報と併せて、環境面での鉄のすぐれた特性にも触れることができる展覧会となっております。 11月5日および11月7日にはデザイナーズデーを設けて、創作活動にあたられた各社のデザイナー/アーキテクトの皆様と、作品や素材としてのブリキの可能性についてトークセッションを行います。」
▶デザイナーズデー:11 月5 日(水)および11 月7 日(木) 17:00~19:00 11 月5 日(水)参加企業:株式会社オカムラ 様、株式会社日建設計 様 11 月7 日(金)参加企業:キヤノン株式会社 様、三菱電機株式会社 様
■JAPAN FURNITURE SHOW by IFFT 2025 開催期間:2025年11月1日(土)~11月9日(日) 開館時間:各店舗の営業時間に準ずる 会場:東京ミッドタウンほか 公式サイト:https://japanfurniture.jp/jfs2025/ 開催概要: 「「JAPAN FURNITURE SHOW by IFFT 2025」は、日本各地の家具ブランドの魅力を再発見し、その可能性を新しい視点で体感できるエキシビジョンです。 初開催となる今回は、東京ミッドタウン(六本木)のミッドタウン・ガーデンをメイン会場に、屋外展示やトークセッションを展開。 齋藤精一・倉本仁がクリエイティブディレクション、溝端友輔が空間デザイン、6D木住野彰悟がグラフィックデザインを手掛けます。 さらに、都内のショップ・ショールームでは、特別展示や販売など、多彩な体験を通じて「JAPAN FURNITURE」の価値を体感していただけます。」
■デザインの先生:Learning from Design Maestros 開催期間:2025年11月21日(金)~ 2026年3月8日(日) 開館時間:10:00~19:00(入場18:30まで) 会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1 & 2 公式サイト:https://www.2121designsight.jp/program/design_maestros/ 休館日:火曜日、年末年始(12月27日~1月3日) 入場料:1,600円(一般)、800円(大学生)、500円(高校生)、中学生以下は入場無料 開催概要: 「さまざまな出会いのなかに、生活や社会の今後について考えを巡らせるヒントがあります。多くの情報が迅速に行きかい、価値観が大きくゆれ動いている今日だからこそ、デザインを通して多様な視座を示してくれた巨匠たちの活動を振り返ってみたいと考えました。 今回フォーカスするのは次の6名、本展では彼らを「デザインの先生」として紹介します。 ブルーノ・ムナーリ(イタリア生まれ、1907-1998年)、マックス・ビル(スイス生まれ、1908-1994年)、アキッレ・カスティリオーニ(イタリア生まれ、1918-2002年)、オトル・アイヒャー(ドイツ生まれ、1922-1991年)、エンツォ・マーリ(イタリア生まれ、1932-2020年)、ディーター・ラムス(ドイツ生まれ、1932年-)。 デザイン教育の現場で未来を担う人材を育んだ人物も含まれますが、それだけでなく、信念と希望を胸に活動することで各時代の先を探り、社会の新たな局面をもたらした人物であるという点で共通しています。本展ではまた、マックス・ビルやオトル・アイヒャーに学び、後に生涯にわたって親交を深め、日本におけるデザイン学の礎を築いた向井周太郎(1932-2024年)の視点にも触れていきます。 ぜひ会場で、とてつもない好奇心と探究心と勇気の持ち主であり、魅力に満ちた先生たちに出会ってください。」
■【AXIS企画展】AXIS Gallery「Industrial Romanticism」展 開催期間:2025年10月31日(金)- 11月9日(日) 開館時間:11:00 - 20:00(最終日は17:00まで) 会場:AXIS Gallery ※入場料無料 公式サイトhttps://www.axisinc.co.jp/news/2025/1193.html 開催概要: 「企業がデザインの検討やデザイナーの研鑽のために制作するプロトタイプやコンセプトモデルには、インハウスデザイナーの夢やロマンが凝縮されています。デザイン誌「AXIS」でもプロダクトの未来を提示するプロトタイプを長年にわたり紹介してきました。 15人のデザイナーが参加する本展では、通常は社外に出ることのない未公開のプロトタイプやコンセプトモデルとともに、発想の原点や日頃から大切にするデザインへの想いを「ロマン」として伝えます。」
■グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」 開催期間:2025年11月1日(土)~11月5日(水) 開館時間:11:00~19:00 (11月1日は13:00開場、11 月5日は 18:00 閉場) 会場:東京ミッドタウン内各所 公式サイト:https://www.g-mark.org/learn/past-awards/gda-2025/gde2025 開催概要: 「商品、建築、アプリケーション、プロジェクト、サービスなど、多彩なジャンルから選ばれた1,600点以上の2025年度グッドデザイン賞全受賞作が集結。最新の受賞製品や人気のグッドデザイン賞受賞製品を購入できるポップアップショップもオープンします。長年愛され続けるデザインに贈られる「ロングライフデザイン賞」の受賞作も紹介。今年のグッドデザイン賞のテーマである「はじめの一歩から ひろがるデザイン」の数々を、ぜひ体感してください。」
■Meet-up Canon Design 2025 開催日時:2025年12月2日(火)12:15~16:20 会場:オンライン視聴 公式サイト:https://global.canon/ja/design/seminar/20251022.html 開催概要: 「「2025年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞した全身用マルチポジションCTをはじめ、ミラーレスカメラなどの受賞製品を中心に、最新のデザイン事例を紹介します。ユーザー視点から生まれたデザインの魅力について、キヤノンのデザイナーが語るほか、デザインリサーチやCGクリエーションの取り組みも紹介します。」
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--------------------------------------------------------- 【4:コラム】(広報委員会情報部会長 塩田 英人)
「JIDAポートフォリオサイトについて」
ずっと以前、JIDAのホームページにWho's whoというコーナーがありました。掲載を希望する会員は、申し込みすれば各人のページが作られます。CGIで作らていて、結構細かくその人のデータが載りますが、掲載出来る枠は決められていて、作品の写真などはとても小さく、いまとなっては小さい写真の集まりになってしまいました。 しかし、このWho's whoは、以外と人気があるページで、サイトの中で常にアクセス数はトップでした。外から見に来た人にとってはこのページが会員のことを知る重要な情報だったのだと思います。ただサイトをリニューアルしてからは、Who's whoのページはいったん無くなりました。
そんなWho's whoですが、今度は新しく"JIDA Portfolio"という名前で再出発することになりました。すでにJIDAのトップページから”JIDA Portfolio 会員作品集”という名前で入ることができるようになっています。トップページはAIで作ったイラストから様々なジャンルで入ることが出来ます。ページの一番上からは、各人のページに直接入ることも出来ますし、全ページを見ることも出来ます。経産省がやっているJAPANDESIGNERSなども有りますが、こちらもJIDAのトップから入ることが出来ますが、こちらのページでは、工業デザイナーだけでは無く、多種類のデザイナーを扱っており、そのため検索しづらく思えます。それに対して、こちらの方はJIDAの会員だけのページなので、より選びやすくなっています。工業デザイナーをその人の作品を自ら選ぶことが出来るサイトです。
ページは各人1ページ。以前のWho's whoと同じく、事務局より申し込むことが出来ます。そのページには、以前のようにCGIで出来ているのでは無く、データベースで作られています。このページは、ご自分で各人がお好きなように自由に描くことが出来ます。また、文章も好きなように載せられるし、動画なども掲載で来ます。勿論、以前のWho's whoのような小さい画像ではなく、ずっと大きく画像を掲載出来ます。
まだまだ始めたばかりですが、今回のJIDA Portfolioも、以前あったWho's whoのページと同じように、アクセスが多く来ることを希望します。特に外部の人たちに来ていただき、ここから多くのクライアントにつながって行くようにと思います。みなさまもこれを機会にぜひ登録してください。事務局に言えば登録できます。JAGDAもJPDAもおなじようにこういったページを作っています。JIDAもまたこのページを利用してご自身のチャンスを拡げてほしいと思います。
JIDAのサイトには、他にも、JIDAのオリジナル商品が並ぶショップを始め、デザイン検定、ミュージアム、各会員の検索ができる会員専用サイト、あちこちでお得な買い物ができるMembersカード(正会員特典)、等など、ほかにも沢山のお得なサービスがあります、是非ご活用下さい。
--------------------------------------------------------- 【5:編集後記】(東日本ブロック 安原 七重)
10月の初めに、苔玉づくりのワークショップに参加しました。 トキワシノブというシダ植物の根のまわりに土を盛り、そこへ苔のパーツを貼りつけていきます。苔は2センチ四方ほどの小さな芝生のようなもので、最初は「きれいな球形を作るのが難しそうだな」と思っていたのですが、実際にやってみると意外にも難関は“隙間の管理”でした。
四角い苔を球形の土台に貼るとどうしても隙間ができます。そこにほぐした極小の苔をピンセットで埋めていくのですが、量の見極めと差し込み方を少し誤ると、きれいに繋がりません。細かな作業に集中しているうちに、気づけば2時間があっという間に過ぎていました。
デザインの仕事でも、大まかな構成を決めた後にディテールを詰めていきます。境界線の処理、要素同士のつながり、全体のバランス——どれも画面上の「隙間」との対話です。苔玉づくりは、自然の形を整えながら、デザインの基本を改めて感じさせてくれる時間になりました。
■お問い合わせは、JIDA事務局まで 公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
配信日時: 2025/ 11/ 04 |

