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EAST JAPAN BLOC 東日本ブロック
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JIDA東日本ブロックニュース~2025年9月号〜

東日本ブロック  浅香 秋也


 

【2025年9月号目次】
1:アンケートのお願い

2:東日本ブロック新入会員紹介

3:おすすめ展示会&イベントのご紹介

4:コラム

5:編集後記

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【1:アンケートのお願い】

昨年度より「ブロックニュース」は全国の会員の皆さまへ配信しております。今後さらに充実
した内容とするため、アンケートへのご協力をお願いいたします。

所要時間は5分ほどです。締め切りは9月10日(水)です。ぜひ皆さまのご意見をお聞かせ
ください。

ご回答は下記URLよりお願いいたします。
https://forms.gle/HSpuymQFqUqNneiw7


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【2:東日本ブロック新入会員紹介】

当コーナーでは、東日本ブロックの会員の顔が見えるメディアとして、新入会員の方をご
紹介していきます。今後ぜひ会員のみなさまとの交流を深めていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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■奥村 彰
勤務先:akira okumura design
主な分野:家電製品、車両などのプロダクトデザイン
申込動機:家電・車両メーカーや中小企業とともにデザインから設計、試作、量産までの開
発に携わり42年間で150社以上の顧客の様々なプロジェクトに関わってきました。それらの
経験をいかし、若いデザイナーの方々との架け橋になれたらと考えます。
活動希望: 素材関係の活動に関わりたいと思います。
E-mail: akiraokumura7@gmail.com


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【3:おすすめ展示会&イベントのご紹介】(東日本ブロック 大喜多 一範)

■JIDA SUMMIT~インダストリアルデザイン起点の新産業イノベーション~
JIDAは新たな出発点に立ち、皆様との連携を深め、業界全体の発展に貢献していくことを
目指します。新しい体制では、これまでの活動に加え、会員の皆様のニーズに応えるべく
新プロジェクトも計画中です。この記念すべき節目に、ぜひ本イベントへご参加いただけま
すと幸いです。(セミナー他事業 担当理事 浅香秋也)

【開催概要】
・日時:2025年9月27日(土)13:00-17:30
・会場:フォースタートアップス株式会社本社オフィス
(東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー31F)※オンライン配信あり
会場参加は、麻布台ヒルズ森JPタワーへの入館事前登録が必要になります。事務局より
参加申込者へ別途ご案内いたします。

【内容】
▶第1部 13:00-15:00 ※参加費無料
JIDA公開会議『インダストリアルデザインを社会と産業を動かす力へ』
・JIDAについて講演(村田智明 JIDA理事長 ∕ 株式会社ハーズ実験デザイン研究所∕
METAPHYS代表取締役)
・JIDA委員会およびブロック長によるピッチ
▶第2部 15:15-17:30 ※参加費無料
JIDA × フォースタートアップス クロスセッション
『インダストリアルデザイン起点の新産業イノベーション』
・フォースタートアップス株式会社のご紹介
・「未来を構想するデザインとは?」クロスセッション
・新産業イノベーションに向けたスタートアップピッチ
・日本最大のデザインカンファレンス「Designship」のピッチ
▶懇親会 17:40-18:40 ※懇親会費(税込)
JIDA会員 2,200円 / 一般 3,300円 / 学生 1,100円

・申込先:https://peatix.com/event/4548850/view
・主催:公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会
・共催:フォースタートアップス株式会社
・お問合せ先:JIDA事務局 jidasec@jida.or.jp または 03‐3587‐6391


■東日本ブロックデー:東京福島第一原子力発電所・廃炉資料館視察
2025年9月30日(火)開催
※詳細、申込方法は決まり次第、改めてご案内いたします。以下、費用等は(案)ですが、
ご参考までに先行してご案内します。

【日時と行程(案)】
・日時:2025 年9月30日(火)
・集合:JR 富岡駅 11:00
※電車での移動例: 東京駅(7:52発 ひたち3号) 富岡駅(10:58着)
現地へ直接向かう場合は、11:20 までに東京電力廃炉資料館へお集まりください。
東京電力廃炉資料館(無料駐車場有)
〒979-1112 福島県双葉郡富岡町中央3丁目58

【視察スケジュール(案)】
・11:30  東京電力廃炉資料館
ご挨拶/シアター視聴/本人確認/入館手続き
・資料館見学後、専用バスで福島第一原子力発電所視察~15:20
※その後、周辺視察+住民との意見交換
富岡町フィールドワーク(バスに乗っての富岡町周辺視察、ガイド案内付き)
+◎BAUMHOUSE YONOMORI(オーナーさまとの対話)

【参加費】
5,500~7,700 円(税込)を予定
(JR富岡駅までの交通費は自費負担でお願いします)
※バスをチャーターする関係で参加人数確定後、参加費を請求させて頂きます。
最少催行人数:20名
最大40名(東京電力福島第一原子力発電所の見学人数40名までの為)


■セイショク株式会社 工場見学会 (素材加工研究委員会 第107回勉強会)
素材加工研究委員会では、素材と加工技術に関する理解を深める活動の一環として、
岡山県倉敷市に拠点を構えるセイショク株式会社の工場見学会を開催いたします。この
工場見学では、セイショク株式会社のアップサイクル技術「NUNOUS®(ニューノス)」の工程
も見学します。

※NUNOUS®は2023年度のJIDAデザインミュージアムセレクションVOL.25に選出されまし
た。詳しくは、こちらをご覧下さい。https://jida-museum.jp/selection/WEoK829t

【開催概要】
・日時:2025年10月2日(木)13:00現地集合~(時間厳守、途中参加不可、17:00頃解散)
・開催場所:セイショク 岡山工場
▶セイショク 岡山工場
〒700-0804 岡山県岡山市北区中井町2丁目8-7
http://seishoku.co.jp/process/#a01

【参加方式】 現地参加のみ
▶上記、岡山工場に13:00までに集合下さい。
▶ご移動イメージ
東京駅(9:21出発)⇒岡山駅(12:39到着) ※JR新幹線のぞみ127号 博多行き
岡山駅よりタクシーにて 10分程度
▶セイショク岡山工場に来客用駐車場は3台程度あり。要予約。

【定 員】 15名(※お申込順)
【参加費(税込)】
JIDA会員 ¥2,200 / 一般 ¥3,300 / 一般学生 ¥1,100 / JIDA学生会員 無料
【主催】公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会 素材加工研究委員会

※後日、JIDA事務局より開催概要を改めて皆さまにご案内します。その際に申込み方法
(Peatix URL)も併せてご案内しまので、お申し込みは、そちらのURLよりお願いいたします。


■新しい建築の当事者たち
開催期間:2025年7月24日(木)~ 10月19日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜・祝日・夏期休暇[8月11日(月)~ 8月18日(月)]
入場料:無料
会場:TOTOギャラリー・間
公式サイト:https://jp.toto.com/gallerma/ex250724/top/
開催概要:
「新しい建築の当事者たち」は、「EXPO 2025 大阪・関西万博」の休憩所他設計業務の公
募型プロポーザルにて選ばれた20組の建築家たちによるグループ展です。彼らが立てた
問いや、複雑な状況に対峙しながらどのように案を実現させてきたのか、会場を埋め尽く
す模型や資料、映像を通じて、その奮闘の軌跡を追います。同時に、万博や展示に向けて
積み重ねてきたさまざまな対話の中から、彼らの思考の結節点となるキーワードを見出し、
新しい建築の当事者像を浮かび上がらせます。本展が万博という枠組みを超え、これから
の建築について皆で議論していく場となることを願っています。


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【4:コラム】(中部ブロック 前ブロック長 水野 健一)

■「JIDAって何してる団体なんですか?」から始めた2年間

「JIDAって何してる団体なんですか?」

この2年間、何度この質問を受けたか分かりません。自分でもはっきりと答えられない場面
があったのは事実で、それはおそらく、自覚の問題でもあり、「協会」というものの在り方そ
のものが少し見えにくくなっている証でもあるのかもしれません。やっている側はいつだっ
て一所懸命。けれど、その熱量が必ずしも誰かに届くとは限らない。空振りのように感じる
瞬間もありましたが、それでも「やれることをやるしかない」と、気持ちを奮い立たせて活動
を続けてきたのが、この2年間だったと思います。

中部ブロックでは、「お金をかけず、でもちゃんと刺さる活動を」というテーマを掲げ、でき
るだけ会員のみなさんの胃にも懐にも優しい企画を心がけてきました。もちろん現実は、
ヒト・モノ・カネ、全方向的に足りていないわけですが、だからこそ見えてくる本質や、試行
錯誤の中で得た学びも多くありました。

たとえば、「登壇者=ボランティアで」という空気感。大企業であれば理解と体力をもって応
えてくださることが多い一方で、個人や小規模オフィスの方にとっては負担になってしまう
し、何より大変失礼なことでもあります。呼びたい人を呼べない、というジレンマは最後まで
ありましたが、それでも登壇いただいた皆さんから「JIDAって面白いですね」「こういう場が
あるのはありがたいです」と言っていただけたことは、何よりの励みになりました。会場提供
もご厚意、登壇もご厚意、運営もすべてボランティア。いわば“善意三本柱”で成り立ってき
た活動でした。JIDA活動って、私のように個人経営デザイナーにとっては、正直かなり大変
なんですよね。時間的にも、経済的にも、そして精神的にも。この辺りは、共感してくださる
実行メンバーの方もきっと多いんじゃないでしょうか(だよね?)。

それでも、“続けたくなる空気”がどこかにある。だから関わってこれたのだと思います。
その中でも、学生向けの「JIDA Student Selection」は特に手応えがありました。三年生
の課題作品に企業の現役デザイナーが本気で講評し、学生にとっても企業にとっても、互い
を知る貴重な出会いの場となったことは、JIDAの未来にとっても大きな意味があると感じ
ました。また、「会員のイベント参加料、無料にできませんか?」という声も毎年のように届
いていました。「それができたら一番いいですよね」と思いながらも、活動費を捻出するため
に“収益を目的としたイベント”にしてしまっては本末転倒。そのバランスは常に意識しなが
ら、できる限り会員の皆さんに還元できるかたちを模索してきました。

JIDAの本来の目的や存在意義が、時にぼやけて感じられることもある中で、特に地方にお
いては、年会費の対価としての実感に格差があるように感じているメンバーもいるかもしれ
ません。総会資料などで情報はオープンにされているとはいえ、どれだけ“伝わっているか”
“感じられているか”は別の話。だからこそ、これからは“伝わる協会”“実感できる協会”を
どうつくっていくか――そこに期待を込めたいと思います。

名古屋を中心に、中部ブロックの活動は少しずつ地域に根を張り始めている手応えもあり
ました。イベントに足を運んでくれた方々、さまざまな形で協力してくださった皆さまに、心
から感謝申し上げます。

そして新たな体制のもとで、次なる一歩がどのように踏み出されていくのか。JIDAというフィ
ールドが、これからも多くのデザイナーにとって“関わる価値のある場所”であり続けること
を願っています。

ご一緒くださった皆さま、本当にありがとうございました。次は、どこかのイベントで、客席
側の僕を見つけてください。

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※JIDA Student Selectionの様子


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【5:編集後記】(東日本ブロック:安原 七重)

たびたびブロックニュースでも紹介されていた、「デザインあ展neo」に行ってきました。
夏休み中ということもあり、会場は親子連れでいっぱい!私は友人と二人で行きましたが、
大人も子どもも楽しめる内容でした。

NHK Eテレの番組がベースになっており、「あるく」「たべる」「もつ」などの行為をテーマ
に、体験型の展示に仕上げられていました。とにかく感心したのは、展示のわかりやすさ!
体験するための説明が最低限に絞られ、誰にでもわかりやすく表示されています。特に
「子ども向け」っぽい表現はなく、情報を削ぎ落として吟味しているからこそのわかりやす
さ、というのが素晴らしい。期間が延長になって、10月13日まで開催されています。(関西
万博の終了日と同じ日ですが、何かねらってるのか…?)関心のある方はぜひどうぞ!

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全国からのイベント情報や活動報告なども、ぜひお気軽にお寄せください。
ではまた来月号をお楽しみに!
 


■お問い合わせは、JIDA事務局まで

  公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
  Japan Industrial Design Association/JIDA
  〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
  Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
  E-mail : jidasec@jida.or.jp
 JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
  URL : https://www.jida.or.jp/

 

配信日時: 2025/ 09/ 01