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EAST JAPAN BLOC 東日本ブロック
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JIDA東日本ブロックニュース~2026年7月号〜


 

JIDA東日本ブロックニュース~2026年7月号~

【2026年7月号目次】

1:6月のJIDAイベントのご報告

2:おすすめ展示会&イベントのご紹介

3:東日本ブロック新入会員紹介

4:編集後記

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【1:6月のJIDAイベントのご報告】

■東日本ブロック総会(東日本ブロック 佐野 正)
6月19日、東日本ブロック総会が開催されました。総会では、昨年度の活動報告として、ブロックニュースの継続発信、各種イベントの実施、会員相互の情報共有など、東日本ブロックが取り組んできた活動を振り返りました。
また、総会併設イベントとして「JIDA NODE」を初開催(詳細は下記レポート)。若手会員によるピッチ大会には約50名のメンバーが参加し、それぞれの活動や視点を共有しました。世代や専門領域を越えた交流が生まれ、今後の協働や新たな活動展開への期待を感じさせる機会となりました。
今回の総会は、昨年度の成果を確認するとともに、これからの活動をかたちづくる機会となりました。
東日本ブロックでは、これからも会員一人ひとりが参加しやすく、互いの活動が見える開かれた場づくりを進めていきます。

■「JIDA NODE」開催レポート(東日本ブロック 安原 七重)
JIDA NODE~デザインを結節点に、産業・地域・世代・技術をつなぐ~

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ブロック総会に続きJIDA主催のピッチイベント「JIDA NODE」が開催されました。NODEは、異分野・異世代・異地域を横断し、デザインを「結節点(ノード)」として新たな協働を生み出すことを目的とした場です。今回は、実務の最前線で活躍する7名が登壇し、AI、地域産業、政策、製造、CG、若手コミュニティまで幅広いテーマが共有されました。

1.有限会社デザインスタジオ・トライフォーム  浅香秋也 氏
AIエージェント導入による業務変革を紹介。リサーチや資料整理など、従来インターンが担っていた業務を数ドルで代替できるレベルまで進化しているという実例が示されました。さらに、生成画像から製造可能なNURBSデータへの変換など、CAD連携の可能性も共有。一方で、「効率化=価値向上ではない」という課題も提示され、AI時代におけるデザインフィーのあり方を問い直す重要な視点となりました。

2.フォースタートアップス株式会社  石橋宗親 氏
バンコク・デザインウィーク視察報告を通じ、タイの国家的デザイン政策を紹介。首相府直轄の支援機関CEAと、全国展開するTCDCによるクリエイティブ産業支援の仕組みは、日本との大きな違いを感じさせました。「日本にも都市型デザインハブが必要ではないか」という提起は、JIDAの今後の政策提言にもつながる示唆となりました。

3.aratro  中鉢耕平氏
茨城県を拠点とした地域密着型のデザイン実践を紹介。地元工場の加工技術や既存サプライチェーンを理解しながら、現実的な提案を積み重ねる重要性が語られました。「80点を目指して70点でも前進する」という考え方は、地方のものづくり現場ならではの持続可能なデザインの姿として印象的でした。

4.ダイナコムウェア株式会社  三島竜輔 氏
組込みUI向けフォント設計について講演。UD書体の視認性設計だけでなく、実機実装時の解像度やCPU制約による表示崩れなど、現場ならではの課題が共有されました。「デザイン通りに読めること」まで責任を持つ姿勢は、UI品質の本質を改めて考えさせられる内容でした。

5.株式会社346  菅野秀 氏
「Designers as the Value Chain Integrator」を掲げ、企画・設計・調達・製造までを横断するデザイン実践を紹介。デザインを単なる意匠ではなく、バリューチェーン全体をつなぐ統合役として位置づける考え方は、今後の製造業のあり方に大きな示唆を与えました。

6.キヤノン株式会社総合デザインセンター  大野祐章 氏
CGを活用した「見えない技術の可視化」を紹介。内部機構の物理的な挙動や素材の質感まで再現することで、製品理解とブランド信頼を高める役割を担っています。単なるビジュアル制作ではなく、「理解のための表現設計」であることが強く伝わる内容でした。

7.一般社団法人デザインシップ  小松尚平 氏
若手中心のデザインカンファレンス「Designship」の活動紹介。毎回2,500人規模を集める場として成長し、学生・若手・エンジニアをつなぐ大きなハブとなっています。JIDAとの連携にも意欲が示され、世代を超えた接続への期待が高まりました。


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今回のNODEを通して見えてきたのは、AI、製造、政策、地域、若手育成といった一見異なるテーマが、すべて「デザイン」という結節点でつながっているということです。効率化が進む時代だからこそ、デザインは単なる形づくりではなく、価値を統合し、社会実装へつなぐ役割をますます強めています。次回のJIDA NODEでも、こうした新しい接点から生まれる可能性に期待したいと思います。

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【2:おすすめ展示会&イベントのご紹介】(東日本ブロック 大喜多 一範)

■素材加工研究委員会主催:塚田理研工業 工場見学&勉強会(JIDA会員限定)
素材加工研究委員会では、このたびJIDA会員限定の特別企画として、塚田理研工業株式会社のご協力のもと、工場見学と勉強会を開催いたします。塚田理研工業株式会社はプラスチックメッキの老舗企業で「JIDA STANDARD SAMPLES / 樹脂の素材と表面処理集」(Vol.1・Vol.2)の制作でもJIDAにご協力頂いています。今回は同社が手がける「めっき」を中心とした表面処理技術を、現場で直接見て・触れながら学ぶ貴重な機会です。
日時:2026年7月28日(水)13:15~15:30(現地集合、現地解散)
場所:塚田理研工業株式会社 本社(〒399-4117 長野県駒ケ根市赤穂16397-5)
https://www.tukada-riken.co.jp/
詳細は後日別途ご案内します。是非ご参加をご検討ください。
【参考情報】
JIDA STANDARD SAMPLES
・素材加工研究会 第102回勉強会「めっきで何が解決できるか

■「LAB. 01 BEYOND THE DIMENTIONS」
開催期間:2026年6月15日(月)~8月31日(月)
開館時間:11:00~20:00
入場料:無料
会場:BAO BAO ISSEY MIYAKE / AOYAMA(東京都港区南青山3-17-14)
公式サイト:https://www.isseymiyake.com/blogs/news/18592
開催概要:
6月15日(月)から8月31日(月)まで、BAO BAO ISSEY MIYAKE / AOYAMA内の展示スペースにて、BAO BAO ISSEY MIYAKE LAB.「LAB. 01 BEYOND THE DIMENSIONS」を開催します。
「BAO BAO ISSEY MIYAKE LAB.」は、三角形のピースのまだ見ぬ可能性を探る試みです。純粋な好奇心を原動力に、クリエイターや専門家たちと研究を重ね、少し先の未来を生み出します。
「四次元空間では、BAO BAO ISSEY MIYAKEの三角形のピースはどうなる?」という問いから、高次元空間をテーマに視覚芸術作品を制作するアーティスト、堂園翔矢氏との取り組み「LAB. 01 BEYOND THE DIMENSIONS」が始まりました。
ここでの四次元とは、数学の「四次元ユークリッド空間」を指しています。これは、縦・横・高さの三次元に、さらに独立したもう一つの軸を加えた、位置が四つの座標で決まる空間のことです。そのため本来は直接「見る」ことはできない存在ですが、堂園氏は四次元空間内で回転運動させた三角形の一瞬の軌跡を「投影」することで、知覚できる状態にしています。三角形のピースを四次元で動かし、三次元へと投影し、改めて二次元のグラフィックとして描き出すという、次元を横断した視覚表現。見ることができない世界の、一つの見え方の研究です。

■眼のごちそう 食器
開催期間:2026年7月8日(水)~ 8月30日(日)
開館時間:10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)※8月29日(土)は20時まで開館
入場料:一般 当日1,700円 前売り 1,500円
会場:サントリー美術館
公式サイト:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2026_2/index.html
開催概要:
サントリー美術館(東京・六本木)は、2026年7月8日(水)から8月30日(日)まで「眼のごちそう 食器」を開催いたします。本展は、当館の基本理念「生活の中の美」を楽しむ企画として、近世、主に桃山時代から江戸時代の陶磁の食器を特集いたします。
今を生きる私たちのすでに約400年前には、日本ではおもてなしの場においてさまざまな産地・形・文様・用途の陶磁の食器をもとめ、使いこなし、楽しむことが定着していたようです。
華やかな大皿、優雅な鉢、個性的な向付……。こうした陶磁の食器のデザインに注目してみると、そこには吉祥や季節感、あるいは珍しい器でもてなしたい、などのメッセージが少なからずあることに気づきます。食器とは、おいしい料理とあいまって客人にさらに深い喜びを得ていただくための「眼のごちそう」だったのではないでしょうか。
日本人が愛好した陶磁の食器は国産にとどまらず、中国をはじめとする海外製にもおよび、食器に対する日本人の旺盛な興味がうかがえます。このような食器が使われた当時のおもてなしのようすにも時おり触れながら、うつわ一つ一つの造形をお楽しみいただく貴重な機会になります。

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【3:東日本ブロック新入会員紹介】(東日本ブロック 安原 七重)
当コーナーでは、東日本ブロック会員同士の顔が見えるメディアとして、最近入会された方を中心に会員の皆さまをご紹介していきます。本コーナーをきっかけに、会員の皆さま同士の交流がより深まれば幸いです。

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■小松 尚平
勤務先:一般社団法人デザインシップ
主な分野:XR・空間体験デザイン、デジタルアーカイブ、デザインコミュニティ運営
申込動機:日本最大級のデザインカンファレンス「Designship」の運営に携わるとともに、東京大学本部にてデザイン業務に従事しています。デザイン領域を横断して活動を続けるなかで、インダストリアルデザインの第一線で活躍されるみなさまと交流し、分野を越えた学びと連携を深めたいと考え、入会いたしました。
活動希望:会員のみなさまとの交流を通じて、XRやデジタルアーカイブといった新領域の知見を共有しつつ、分野を越えた協働の機会を広げていけたらと思っています。
E-mail: komatsu@design-ship.jp
所属先HP:https://corp.design-ship.jp

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■五月女 健翔
勤務先:株式会社コンセント
主な分野:サービスデザイン/インクルーシブデザイン/UXリサーチ
申込動機: インダストリアルデザインに関する知見を深め、プロダクトやものづくりに関わる実務者の方々との交流を通じて、自身のデザインの視野を広げたいと考え入会しました。
活動希望:国際学生ワークショップなど、海外との連携を要するプログラムやワークショップの設計・運営に関わりたいと考えています。自身の海外経験や多言語でのコミュニケーション経験を活かし、異なる文化背景を持つ参加者同士が学び合える場づくりに貢献したいです。
E-mail:kensho.sotome@gmail.com
所属先HP:https://www.concentinc.jp/

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【4:編集後記】(東日本ブロック 安原 七重)

6月は、東日本ブロック総会、NODEが行われ、新しい年度の活動方針や体制について共有がありました。新しい仲間を迎えながら、世代や専門領域を越えた交流の場が少しずつ広がっていることを実感します。AIの進化や社会環境の変化によって、デザインを取り巻く状況は大きく変わりつつありますが、こうした変化の時代だからこそ、顔を合わせて語り合い、互いの実践を共有することの価値はむしろ高まっているのかもしれません。今後のJIDAの活動、そして次回のNODEでも、新たな接点が生まれることを楽しみにしています。

 

 


■お問い合わせは、JIDA事務局まで

  公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
  Japan Industrial Design Association/JIDA
  〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
  Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
  E-mail : jidasec@jida.or.jp
 JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
  URL : https://www.jida.or.jp/

 

配信日時: 2026/ 7/ 1