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EAST JAPAN BLOC 東日本ブロック
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JIDA東日本ブロックニュース~2024年3月号〜

東日本ブロック  浅香 秋也


 

 

先日の大雪から一転、気温が上がり下がりしながら少しずつ春が近づいていることを感じてます。
今年こそ梅園に遊びに行きたいと思いつつあっという間に桜の季節になってしまいそうです。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。

【24年3月号目次】

1:研究会活動報告・告知

2:展示会などの告知

3:コラム

4:編集後記

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1:研究会活動報告・告知

■プレミアムインセンティブショー JIDAブース出展します   担当:佐野 正
デザインビジネスにとっても重要なキーワードとなったSDGs。4月にJIDA会員6名にて同展示会のサスティナブル・エリアへ出展し、未来を見据えた取組や環境に配慮したデザインを提案します。
またセミナー会場ではJIDAエコデザイン研究会の本田圭吾氏の講演も予定してます。
会場へお越しの方は是非お立ち寄りください。

主 催:株式会社ビジネスガイド社
会 期:2024年4月10日(水)~12日(金)
会 場:東京池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル コンベンションセンター
詳細はコチラ→https://www.pishow.com/lp/sustainable/index.html


■中部ブロック卒制訪問 -卒展のススメ-   担当:高橋 翼
ブロック長の高橋です。先週末、車を走らせ中部ブロックのイベントに参加をしてきました。
その名も「卒業制作展訪問」。
これは中部ブロックで40年以上続いているイベントでデザイン系の大学・専門学校をJIDA会員が訪問し、学生にプレゼンテーションをしてもらい優秀作品には表彰をするという、まさに次世代育成型の試みです。東日本ブロック所属のわたしが何故に参加をしたかというと、皆さまのもとにも昨年の末頃に卒制訪問、参加しませんか?というメールが届いていたかと思います。私はそれを真に受けたのと、オンライン会議が通常となり他のブロックとも交流は増えたのですが、やはり実際に足を踏み入れることで分かることもあるよね、との思いから参加をしました。訪れたのは名古屋市立大学。真剣な学生のプレゼン、それを聞き入るJIDAメンバー。真面目な講評ありユーモアもありでとても素晴らしい内容でした。その後は、同時期に卒展をしていた名古屋芸術大学、愛知県立芸術大学へも足を運びました。この卒制訪問なるイベント、もちろん東日本ブロックでも、という考えは頭の中でちらつきます。ただ学校の数、東日本といっても北は北海道まで含むので、その中で卒制訪問、となると色々障壁があるのですが、今回実際に体験することで、少し前向きな気持ちも芽生えました。
私は昔から卒制展が好きで今年も武蔵美などを見てきました。これまで東京近郊の学校はほぼ訪れてきましたが、はじめて訪れる中部地方の学校に足を踏み入れ、いつもと異なる見慣れない風景、そしてそこから生み出されるクリエイションに不思議な違和感を覚えました。それは自分の中で新しい価値観が形成されるような感覚でした。デザインの分野に長くいるとどうしてもコスパ、いまでいうとタイパを重視しがちです。でもどこか懐かしさのある校舎、そこにあるまだ若いけれど瑞々しくも熱い作品群。最近行ってないなぁ、という方、卒制展いかがですか?

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2:展示会などの告知

「POSTERS × FURNITURES」
2024年2月9日(金)~3月31日(日)
https://www.brillia-art.com/bag/

「良品には、わけがある。展 -無印良品 徳永美由紀の仕事-」
2024年2月2日(金)~3月25日(月)
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/

「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」
2024年2月29日(木)~3月18日(月)
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/20thcenturychair/index.html

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3:コラム   担当:小野 健太

資格付与事業の担当理事をしています。小野です。
最近よく考えるのscxz、デザイン固有の知識とは何かについてです。来年度の「プロダクトデザイン検定」から「JIDAデザイン検定」への名称変更に伴い、さらに広く多くの方にデザインに興味を持って受験頂けるよう、現在、鋭意試験問題を見直しています。試験問題は100問あるのですが、そのうちデザイン固有の知識を問う問題は1割程度で、その他は、マーケティング、マネージメント、製造・設計など、デザインとは密接に関係するが、周辺の知識を問う問題です。ちなみに1割の内訳は、デザインの歴史に関する問題、デザインプロセス、デザイン政策に関する問題です。

デザインの領域をカーデザインやインタフェースデザインなど、さらに狭く絞れば、それぞれの領域固有の知識を問う問題を作ることは、もっと容易で分かり易いのは、実際にウェブデザイン技能検定が上手く機能しているのを見ても明らかですが、それに対し、プロダクトデザインの一般教養を問う問題となると、急にモヤがかかってきます。当たり前ですが、本読んだだけでは自転車に乗ることができないのと同様、本を読んだから、デザイン検定で良い点を取ったからと言って、良いデザインができるようになるわけではありません。これは建築士試験だって、ウェブデザイン技能検定だって同じはずです。しかし、本読むことで、なぜ自転車が二輪なのに倒れず前に進めるか、その原理を理解することができ、自分なりに工夫しながら、絶対に自分も乗れるんだという確信を持ってペダルを踏めるんだと思います。そして、確信を持って踏むからこそ、実際に乗れるようになるんだと思います。そして、デザインの場合も同様、新しいアイディアが生まれる、アイディアを上手く実装するための原理を理解することにより、より確信を持ってデザインに取り組むことができ、その結果、素晴らしいデザインを生むことができるようになるように思います。また直接デザインに取り組まない人にとっても、デザイナーの思考z原理、行動原理を理解することにより、さらに上手くコラボレーションできるようになり、世の中に素晴らしいモノやコトがあふれることにつながるんだと思います。

ただデザインが新しいアイディアを創造するプロセスは、自転車のように原理として明確に示すには至っておりませんし、そもそもそのような原理があるのかどうかも分からない中、何かヒントがあるんじゃないかと思って「THINK BIGGER」という本をめくってみたり・・・いやぁデザインって本当に難しいなぁ、でもだから面白いんだろうなぁと感じています。

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5:編集後記

皆様山手線高輪ゲートウェイ駅は行かれたことはありますか?先日品川駅に用事があったので向かったところ、少し時間が余ったためこちらの新駅に降りてみました。まだまだ辺りは工事中なようで割と殺風景なのですが、構内にはBSの番組で見たことがある駅ピアノが!ありました。なかなか面白い?装飾もされてますので腕に覚えがある方、ぜひ訪れてみてください。

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■お問い合わせは、JIDA事務局まで

  公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
  Japan Industrial Design Association/JIDA
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  Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
  E-mail : jidasec@jida.or.jp
 JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
  URL : https://www.jida.or.jp/

 

配信日時: 2024/ 3/ 1