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EAST JAPAN BLOC 東日本ブロック
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JIDA東日本ブロックニュース~2023年5月号〜

東日本ブロック  浅香 秋也


 

 

ジャスミンの花香る新緑の季節となりました。毎年楽しみな香りのシーズンですが、今年は少し早くないかなと感じておりますが皆様いかがでしょう。
もうそろそろ花粉シーズンも終盤でしょうか。くれぐれもご自愛ください。

【23年5月号目次】

1:東日本ブロック新会員紹介

2:展示会などの告知

3:コラム

4:編集後記

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1:東日本ブロック新会員紹介<2020~>   担当:佐野 正

2020年以降、コロナ禍の影響で会員同士の交流機会が減少していましたが、少しずつJIDA活動も動き出してきました。
この春に入会された皆さんを“新会員紹介コーナー”としてご紹介いたします。
JIDA活動参加への最初のステップとして、ニュースをご覧の皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
Takeshi oga.jpg

■男鹿 健
勤務先:スタジオオト
主な分野:プロダクトデザイン(ソファー、チェスト等の家具、雑貨類)
申込動機:これまでに関わりない皆様との意見交換やコラボレーションなどが出来ればと思います。
活動希望:自身の状況に応じて、参加させて頂ければと思っています。
E-mail:takashioga@studio-ot.jp
Webサイト:https://www.studio-ot.jp/

Marina yagi.jpg

 

■八木 マリ南
勤務先:ヤギデザイン株式会社
主な分野:化粧品のパッケージデザイン等
申込動機:大学卒業後、父のデザインを手伝い現場での仕事を体験してきました。
デザインの素晴らしさや楽しさを体験し、デザインを将来自分のブランディングに活かせるよう考えています。会員との連携と情報交換して今後に役立てていきたいと思います。
活動希望:委員会に参加をして、視野を広く持ちたいと考えています。
E-mail:mmtdkdfyc@icloud.com
Webサイト:https://yagidesign.tokyo

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2:展示会などの告知

「d design travel KANAGAWA EXHIBITION」
2023年4月7日(金)~6月26日(月)
https://www.hikarie8.com/d47museum/2023/03/d-design-travel-kanagawa-exhibition.shtml

「世界のクリエイティブがやってきた!2022」
2023年2月11日(土)~5月6日(土)
http://www.admt.jp/

「The Original」
2023年3月3日(金)~6月25日(日)
https://www.2121designsight.jp/program/original/

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3:コラム   担当:吉田 晃永 東日本ブロック運営委員 / プロフェッション委員会 委員長

ロイヤルティ契約のすすめ

デザイン会社を立ち上げてから今年で28年目を迎えます。
現在は受託デザイン開発を行いながら、独自の特許などを活用してODMなど量産品の対応も実施しています。1995年に独立し、その当初より知的財産権の大切さを考え、プロダクトなどのデザインも意匠という権利で守れるという事の大切さを意識しながら仕事を進めてきました。
仮に意匠出願などをする場合、弁理士などのプロに依頼をすると費用もそれなりにかかるため、特に独立当初の頃は特許庁まで足を運び、同時始まったばかりのオンライン申請を試行錯誤を繰り返して費用がかからないように工夫してきましたが、現在は積極的に弁理士にお願いし、一部は金型への投資なども行いODM展開も行なっています。
現在でも受託されたデザインに関しては全て私が出願する訳ではなく、出願する権利(=所有者になる権利の譲渡)という形で契約をしています。通常はデザイン料(譲渡費用含む)で決済するのですが、例えば自分のデザインのシェアが広がってきたジャンルに関しては“ロイヤルティ”というかたちで取引を試すことになり、これは現在も継続しております。 このロイヤルティ契約は単発の1回決済のみで終了する取引とは異なり、売れた数の%を期間ごとに算出して都度決済をする方法となります。これはあくまでも成果への報酬であり、1回分のデザイン料を分割払いするのとは異なります。そのため売れればその分の成果に対して報酬が増えますが、売れなければその分の報酬は減るというリスクも伴います。
このような性質だけに、契約に際しては何でもロイヤルティにすれば良いという訳ではなく最低保証料金を決めたり、イニシャルフィを設定するなど調整を行ってお互いにメリットのあるところを着地点として取引内容を決めてゆきます。またいきなり全てをロイヤルティにするとこれもリスクが高くなるため、徐々に増やゆくというかたちを取りました。なかなか未だに日本ではこの“ロイヤルティ契約”が浸透している訳ではないため、どのようなメリット、デメリットがあるかをクライアントに説明する所からはじまる事も日常茶飯事です。
現在私は「プロフェッション委員会(旧職能委員会)」で委員長をさせて頂いております。
ここでは昨年度に発表した“ロイヤルティ契約”の雛形がJIDAのサイトにて公開(期間限定予定)されています。永年日本弁理士会との共同にて精査してきた内容ですので、ご興味がありましたらサイトにアクセスしてご確認ください。
尚、委員会では私のような経験をもつデザイナーの情報を集め、情報交換をしたり、弁理士の方々とも定期的に研究会を開催していますので是非ご参加ください。昨今AIが目覚ましい発展をしていますが、これらも見据えながら委員会や自分自身も発展できるように考えており、それをご共有できる皆様と出会えたらと思っています。

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(プロフェッション委員会では「ロイヤルティ」のことを「ロイヤリティ」ではなく、旧来より使用されている「ロイヤルティ」と呼ぶ事としています)
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4:編集後記

最近観ているドラマの中で、自閉スペクトラム症状を持つ主人公がパニックを起こした際に(確か)フランスには自閉症患者用の椅子があって~のような会話があり、ホントの話かなと気になり検索したところ確かにありました!
発作症状が出た際物理的な圧迫をすることで症状緩和出来るそうです。健常とされている人たちであってもたまにはぎゅーっとされることで、落ち着きを取り戻せるきっかけになるのではないかなと思ったりしました。

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■お問い合わせは、JIDA事務局まで

  公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
  Japan Industrial Design Association/JIDA
  〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
  Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
  E-mail : jidasec@jida.or.jp
 JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
  URL : https://www.jida.or.jp/

 

配信日時: 2023/ 5/ 1