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日本を変える!地方発のデザイン活用術

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地域事業:担当理事 後藤規文

 

 

JIDA中部・北陸・関西ブロック合同 特別企画セミナー

デザイン経営で起死回生した経営者と語る、
日本を変える! 地方発のデザイン活用術

公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)が創設メンバーかつ名誉会員でもある、デザインの国際団体World Design Organization(WDO)は、「世界デザイン会議2023東京」を実に34年ぶりとなる本年10月に、日本(東京)で開催します。この会議では、人、環境、技術、政策といった4大テーマの「これからのデザインの可能性」について、グローバルな視点で幅広い議論が行われます。一方で我が国、日本にとって最も身近な課題の一つが「地方の持続可能な発展」であるといえるでしょう。

そこで本セミナーでは、実際にわが国の地方企業の再生にデザイン経営を導入し、成果を上げた3名の経営者から、困難な経営環境の中からどのようにデザイン思想を活用し、現状を打破してきたのかその真意と教訓を伺い、地方の持続可能な発展に向けて、地域を支える経営者やデザイナーに何が出来るのか、全国に5ブロックを抱えるJIDAならではの視点でその可能性を探ります。
地方の持続可能な発展は一企業やデザイナーだけでなく、その地域に関わる幅広い一人一人の共創によって結実するため、この機会を通じて多方面から学びを深められる貴重な時間になると確信しています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
 

【開催概要】
日時:2023年11月10日(金)15:00~17:00(受付開始時間14:30)
会場:株式会社 GK Kyoto 三階交流スペース


京都府京都市上京区相国寺東門前町657
※お車での来場は最寄り民間有料駐車場をご利用願います。
https://www.gk-kyoto.com/
内容:15:00-15:15 JIDAについての紹介
   15:15-16:30 登壇者による自社紹介 〜 モデレーターとのトークセッション
   16:30-17:00 参加者とのQ&A
※タイムスケジュールは当日の進行によって変更する場合があります。
会費:リアル参加(定員に達し次第受付終了)
   JIDA会員¥2,000  / 一般¥2,500  / 学生会員・一般学生 ¥2,000
  :ライブ配信視聴( Zoom予定 ) 
   JIDA会員¥1,000  / 一般¥1,500  / 学生会員・一般学生 無料
申込:https://peatix.com/event/3717424/view
申込み締め切り:11月9日(木)

 

【登壇者】

株式会社 ナカムラ(駄菓子問屋)
代表取締役 中村 貴男
名古屋市西区に本社を置く駄菓子問屋の二代目。伝統的な日本のお菓子「組み飴」を製造・販売している。
先行きの見えない駄菓子業界の家業を継いだ際に「何の考えもなく会社を継ぐなんて能なしだ」と周囲から揶揄されたが、インターネット利用者増加に着目し新たなビジネスモデルを考案。
それが、「組み飴」をオーダーメイドで提供する「まいあめ」サービス。職人の技が際立つ唯一無二の飴が話題を誘い、日本のみならず世界を代表する有名企業からの受注にも成功。年商1億2,000万円超えと過去最高益を実現し、困難な時代を経営陣の挑戦的な発想で乗り越えた先進事例として、全国ネットのメディア出演を果たす。
直近ではクッピーラムネを移動式カフェで提供する「クッピーラムネカフェ」をプロデュース。SNSで拡散され大きな話題となり、全国の有名施設からのオファーが絶えない。伝統と革新をどのように組み合わせ、地域おこしにも引き続き貢献していくのか。今、最も注目すべき駄菓子問屋の二代目といえる。
https://myame.jp/  メディア出演:「Mr.サンデー」など多数

 

株式会社 フジタ(金型製造業)
代表取締役 梶川 貴子
富山県高岡市の金型製造業の二代目。2016年にクラウドファンディングを活用して開設した「FACTORY ART MUSEUM TOYAMA」は、金型工場の施設・設備を生かしたメタルアートの展示スペースとなっており、地域の隠れた名所となっている。
「型にはまらない金型屋」を屋号とし、『多脳交』を掲げて新しい可能性にチャレンジし続けている。
梶川氏はこの構想について、「経営者なら、いつ咲くか、何が咲くか分からない種を蒔くべきだ」と語り、新たな可能性探求の姿勢を示している。事業面では、自動車部品製造から、華やかなアート作品の製作も手掛けるなど、分野の垣根を超える取り組みが評価されている。中部経済産業局から、「型にはまらないアイデアで仕事は面白い」と高い評価をされており、同局主催のセミナーにも多数リクエストされている。多方面のメディアからは、梶川氏の「育成観」について工場経営の新たな可能性を求める姿勢に興味関心が注がれている。
ミュージアムという『場』ができたきっかけで、多種多様な業界との関係性が増え、毎月一回開催している哲学カフェや、フォトグラファーと組んで新たな自分に出会う撮影会などのイノベーションイベントを継続的に開催している。町工場に新しい道を拓く独創性を示していると今後の活動が注目されている。

https://www.fujita-k.co.jp/art/  メディア出演:「ガイアの夜明け」など多数

 

株式会社 電子技販(電子基板製造業)
代表取締役 北山 寛樹
大阪府吹田市の電子基板製造業の二代目。小学2年より家業のプリント基板実装工場の上に住み、基板の変化、部品の小型化、実装
方法の変化を見て過ごす。家業に入社するが、下請け仕事が海外へ流出していく将来の不安から、大阪府立大学大学院で経営学(仕組みの差別化)を働きながら学び直した。在学中に基板の試作事業を立ち上げ初めて武器ができる。2014年、基板グッズを持ちたい野望から、初めての自社商品、初めてのBtoCである基板アート雑貨事業「PCB ART moeco」を立ち上げ代官山蔦屋書店で販売開始。スローガンは「基板とは完璧に計算された芸術である」。自ら東京回路線図をデザインしヒットした。
自社の技術力と北山氏のデザインセンス、生まれ持ったユーモアなキャラクターが注目を集めていく。「恐れず飛び込む」売り込み姿勢が功を奏して、東京都美術館や東京国立新美術館、すみだ北斎美術館など、様々な販路を拡充していった。アニメーションや映画会社との版権契約を結びオフィシャルの商品も多数開発し、意欲的にシェアを伸ばしている。
大塚製薬「カロリーメイト リキッド」のウェブCMのアドバイザーとして招聘され、ウェブデザイン全般やプレゼント企画など全般的に受け持った。
PCB ART moeco ウェブサイト:https://pcbartmoeco.jp/
大塚製薬「カロリーメイト リキッド」:https://www.otsuka.co.jp/cmt/to_technology/
メディア出演:「月曜日から夜更かし」など多数

 

【モデレーター】

JIDA 北陸ブロック / 金沢美術工芸大学 非常勤講師
デザイナー 稲垣 揚平
金沢美術工芸大学卒。積水樹脂株式会社ではデザイン部門に所属、デザイン経営の原点を学ぶ。2005年金沢市でAgeDesignを設立。金沢を拠点に、日用品からまちづくりまで幅広いデザインを手掛けている。日本の各地にある地域文化や地域産業の特徴こそが日本の魅力であるという理念のもと活動している。本セミナーでは、異なる地域の経営者の皆様と一緒に、新たにどのような気づきが得られるか楽しみにしています。

直近の活動「工芸ルービックキューブ®」プロデュース
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