日時:2011年3月5日(土)~3月13日(日)
場所:丸ビルホール
JIDA参加メンバー5名
>
JIDAが日本クラフト展に参加するのは今回が5回目となります。
今回JIDAブースのテーマは“デザインと地場産業が共に「煌めく」新しい商品開発の可能性”ということで、デザイナー自らのアイディアと地場産業とのコラボによる新しいモノ作りの可能性を提案展示致しました。
展示は、クラフト展メイン会場手前に設置された招待団体の展示エリアとなっています。展覧に来られるお客様は、クラフトに目が肥えた方々。良いものがあればその場で注文できるというシステムを主催者が構築しています。
プロダクトデザインとクラフトデザインの最大の違いはデザインのアプローチにあります。プロダクトはある程度の量産を前提としたデザイン。そしてクラフトは「一個から」というデザインです。そのアプローチの異なるデザインからは互いに刺激を受け、学ぶ事が多々存在します。それぞれ、極める場所がありますが、反面、個々の生産性に関わる悩みも持ち合わせています。
一つ言える事は、プロダクトは生活者個々の暮らしや文化をより細かく分けた取り込みを要求され、逆にクラフトはより多くの生産性を求められ、双方のデザインの行く先が近寄っている・・そんな風に感じ取れました。
会場では、クラフト協会のスタッフ様が非常に親切丁寧な対応をして下さり、JIDAメンバーが不在でもパンフレットの補給などして頂きました。こういった団体同士の交流もまた、新しいビジネス、ネットワーク、はたまた発想の転換などにも繋がりますので、とても有意義な出展だと感じました。
最終日直前で、東日本大震災が起り、展示が一時中断するなどハプニングがございましたが、陳列の保安、安全確保など関係スタッフ様にはいろいろお世話になり感謝申し上げる次第です。
クラフトデザインの造形力、アイディア力も必見の価値があります。皆様も参加、展覧の機会を設けてみるのもよいかと思います。
(会場撮影禁止にて写真がほとんどなく、全容をお伝えできず申し訳ございません)
JIDA出展者:
平川真紀(JIDA代表窓口)堀内智樹 沖野拓郎 谷村秀 清水学 (順不同)
文責:清水 学
更新日:2011.12.22 (木) 11:12 - (JST)]