JIDA

第33回「PETG」Part2

 

2007年5月29日
イーストマン ケミカル ジャパン株式会社

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PETGの勉強会は2003年10月に引き続き二回目勉強会になります。
今回は前回ご紹介いただいたPETGのラインナップの中のEB062という素材をご紹介
いただきました。

■PETG
「PETGとは」
PET素材に複数のグリコールを加えることで、今まで考えられなかった特異な特性を
実現した「コポリエステル樹脂」
主な特徴
(高透明性、高強度、耐薬品性、高装飾性、耐摩擦性)

■EB062紹介
「EB062」は、抜群の透明性、耐薬品性、耐衝撃性を持ったPETG樹脂特性に加え、
溶融粘度が高いことによりダイレクト・ブローの方法で成型可能となります。
付加価値のある肉厚で透明な容器や、取っ手の付いたボトル等に最適な材料です。
今までガラスでしか成型できなかったシンプルな肉厚の容器をプラスチック(PETG)
で成形する事で、より安全性を持たせ尚且つガラスと変わらない透明感のあるパッケ
ージをつくることが可能です。

■特長 
・優れた透明性と光沢、ガラスと同じ光沢、ガラスと同じ感触
・肉厚成形可能、ガラスのような肉厚成形が可能
・耐薬品性に非常に優れる
・良好な耐衝撃性、割れないので安全
・成形が容易

■弱点
・荷重たわみ温度がポリカーボネートより低く、食器洗い機には使用不可。
前回の勉強会でもPETGの素材特性(手で直角に曲げられ白化しない、釘が打てる、
美しい厚肉成形が可能、衝撃に強いなど)には驚かされましたが、今回お持ちいただ
いた化粧品パッケージや取っ手の付いたボトルのサンプル等は、その肉厚感が大変美
しくガラスよりも若干軟らかさが感じられるところがとても魅力的でした。

イーストマン ケミカル ジャパン株式会社
http://www.eastman.com/jp/