JIDAスタンダード委員会主催

 第3回JIDAプロダクトデザインセミナー 「現場のカラー戦略」レポート

レポート: スタンダード委員会 古賀 

第3回を迎えたJIDAプロダクトデザインセミナーは、1月28日、2月4日の2回に分けて行われ、両日ともに80名ほどの聴講者の方々にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。講演にご協力いただきました富士通デザイン様、NECカシオモバイル様、パナソニックデザイン様、良品計画様、また、展示と会場提供にご協力いただきましたDIC様に熱く御礼を申し上げます。

第1回
1月28日
(金)

「カラーデザインから見る、富士通PCの変遷」

富士通におけるPCの分類とそれぞれのコンセプト。そしてそれらが時代とともに変わってきた変遷を説明していただきながら、生まれてきた色に対するニーズをどのように捉え商品に反映してきたかを教えていただきました。とくに講師が開発にかかわった「赤」に対する社内および市場の反応が、如何にも開発現場の生の声として伺えて好評であった。


富士通デザイン 展示

富士通デザイン株式会社
プロダクト&サービスデザイン事業部
プロダクトデザイン部
デザインディレクター
木村 健一 氏

「マルチブランド、マルチキャリアを軸にクラウドとパーソナルのデザイン価値を追及」

講師が辿ってきた東芝、ソニー、NEC といったこれまでのステージとその時代におけるデザインのスタイルを軸に、自身が主張し表現してきた商品群の社内および市場評価や裏話を交えながら楽しく聴講させていただきました。とくにソニー時代の開発から広告まで一気通貫してイメージづくりをされた成功事例や携帯電話での異業種コラボレーションの事例が特に興味深かった。


NECカシオモバイルコミュニケーションズ 展示


NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社
商品戦略本部
チーフクリエイティブディレクター
佐藤 敏明 氏


第2回
2月4日
(金)

「白物家電における黒が放つ魅力感」

「白物家電における黒」という新しい魅力を持ったナイトカラーシリーズが開発されるまでのストーリーを中心に、時代におけるライフスタイルの変化をどう捉え、マーケティングから商品開発につなげてゆくかという貴重なお話が伺えました。また「黒」の開発の裏側に込められた日本様式をどのように高い次元で表現したかというお話には現場の執念と苦労が伺えた。


パナソニックのナイトカラーシリーズ


パナソニック株式会社
デザインカンパニー
Panasonic Design Center Asia Pacific
所長  三浦 斉 氏

「無印良品のモノづくりとデザイン 生い立ちと今とこれから」

「無印良品」というブランドが生まれた背景からどのような方々がかかわり、どのように育ち今日に至ってきたのかというお話を主軸に、「無印良品」というブランドの中に流れる基本思想を教えていただきました。田中一光氏をはじめとした錚々たる方々の言葉、エンツォ・マリ氏の提案、参考に用いられたディーター・ラムス氏の「良いデザインの10の原則」など、改めて原点を探る想いで新鮮に感じた。


良品計画 展示の一例


株式会社 良品計画
生活雑貨企画デザイン
室長 矢島 岐 氏


■ 開催会場
  DICビル17階 大会議室(東京都中央区日本橋3-7-20)
  http://www.dic.co.jp/company/map_headoffice.html

■ 後 援
(財) 日本ファッション協会流行色情報センター
      その他デザイン7団体(予定)