JIDAデザインミュージアムセレクションVol.1 セレクション商品
ハリアー用スチールホイール
企業名/出展協力 デザイナー名 出展協力/寄贈
トヨタ自動車株式会社 同社デザイン部 トピー工業(株)設計開発部

自動車の意匠部品として、大きなファクターを持つものにホイールがあげられる。当初は馬車と同様に木製のものが主流で、その外側に鉄製やゴム製のリングが取り付けられていた。
しかし、技術の進歩により中空ゴムタイヤとスチール製のホイールが発明され、やがてバネ下加重の軽減という理由から、スチール製のホイールは軽いアルミやマグネシウムといった軽合金でも製造されるようになった。これら軽合金ホイールは、製造上スタイリングにも柔軟に対応できるため、現在のような意匠部品としての位置づけが確立したのである。
ところが、その結果一部には、同じサイズでありながらスチールよりも重くなってしまうようなデザインの製品が出始めたことも事実。

自動車雑誌「カー・アンド・ドライバー日本版」'98年2.10号の記事によると、珍しく上位車種には装着されないスチールホイールを「質感が極めて高い、アルミと見違うほどの出来栄えである」とも紹介している。
そうした点でこの<ハリアーのスチールホイール>は、現在の量産自動車の原点に立ち返って、スチールでどこまで意匠を展開できるかを果敢に追求した製品だと感じる。(解説/倉方 雅行)
1997年12月発売 (部品扱い)

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